大きな災害をもたらしたこの梅雨も、
そろそろ終わりに近づいているようです。
猛烈な暑さは、まだこれから。
1年で一番暑い時期が始まりますね💦

妊娠、出産された方からのお手紙のご紹介です
Tさんと初めてお会いしたのは、腎臓病のときのこと
まだこれから楽しむことがたくさんあるはずの若くかわいらしいTさん
何とかお力になりたくて、私たちも一生懸命でした。

そんなことも忘れそうになるくらい年月が経過してからの妊活ご相談
Tさんにとっては苦労の連続だったと思います。
そんなTさんでしたから、妊娠、出産のご報告はとっても嬉しい出来事でした
そして今でもずっと体調を整えるための漢方薬を
続けて頂いています。もう、20年以上のお付き合い!
以下お手紙をご紹介いたします

 

本陣薬局の皆様、いつもお世話になっています。

お陰様で、第2子を無事出産できることが出来ました。2度も出産できたことを本当に喜んでいます。結婚してすぐの頃、十代の頃から再発をくりかえしていた腎臓病が再発し、本陣さんに相談に伺ったのはもう十年以上前のことになります。腎臓病を治したい一心で漢方薬を飲みました。そして今までのことがうそのように良くなり、再発もすることがなくなりました。

結婚して3年目になるころ、なかなか子供が出来る気配もないので、病院に行くことにしました。検査の結果、高プロラクチン血症と卵管閉塞ということがわかりました。不妊治療の為、大阪の病院を紹介され、通うことになりました。

当時は体外受精のことをあまり知らなかったこともあり、自然に妊娠できないことにとてもショックを受けました。仕事と治療の両立で精神的にも体力的にもギリギリでした。旦那ともたびたびケンカになり、どーして私はこんなつらい思いをしないといけないのと落ち込みました。

はじめての体外受精で卵をつくる為や子宮内膜をつくる為に薬をのんだり、注射をしたり、副作用で体がしんどかったり、生理がいつもと違ったりで妊娠もできませんでした。

妊娠しやすい体づくりができないかと思い、再び本陣さんに相談しました。

いつもいろんな話を聞いてもらい、又、いろんなアドバイスをしていただき、とても励みになりました。お蔭で卵(胚盤胞)のグレードも子宮内膜の状態もいつも十分なものでした。大阪の病院では、3度の体外受精で2度妊娠し、2回とも流産してしまいました。流産するたび、もう子どもは無理かもととても落ち込みました。そして友人の紹介で不育治療もしている神戸の病院に通うことにしました。そこで抗リン脂質抗体であることがわかり、不育症の治療もすることになりました。

まだ自然妊娠の希望をもっていたので、卵管を通す治療も受けましたが、すぐ閉塞してしまい、結局、体外受精をすることになりました。

そして、グレードの良い卵(胚盤胞)と十分な子宮内膜だったにもかかわらず、妊娠できませんでした。通うのも遠く、なかなか結果が出ないこともあり、丸1年半治療をお休みしました。2年後、年齢的なこともありますし、旦那とも今回の移植でダメだったらあきらめようと話し合い、仕事も少しセーブして、凍結しておいた胚盤胞での移植をうけ、妊娠しました。

妊娠できても、流産するかもしれないと毎日不安でした。不育の治療の為、自己注射と薬を飲んでいました。漢方薬で副作用の軽減や薬のサポートをしてもらい、無事出産することができました。

1人目のおっぱいも終わり、生理も再開した頃、兄弟があったほうがいいなぁなんてぜいたくなことを考えるようになり、病院に残してあった凍結胚で再びチャレンジすることにしました。漢方薬もしばらく休んでいましたが、2人目妊娠に向けて再開しました。結果はまたまた流産でした。

まだ凍結胚は残っていましたが、上の子をあずけることや通う時間のことを考えて、本陣さんに京都の病院を紹介していただきました。

今度こそ最後と決めて挑んだ体外受精は、卵(胚盤胞)のグレードも良く、子宮内膜も十分で無事妊娠できました。そして不育治療と漢方薬で流産もせず出産することが出来ました。

やはり上の子の時より年を取っている分しんどかったのですが、漢方薬で体の調子も良くなったように思います。本当に子どもってかわいいです。

もう少し若かったらもう1人ぐらいなんて思いますが、もう無理かな…。

出産後も母子共に元気でやっていけているのも漢方薬のおかげです。

今も薬がなくなると電話して、すぐ送っていただいています。

これからもお世話になりますがよろしくお願いします。

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出産後の育児の忙しいときに
こんな長文のお手紙をいただくこと
どれだけの思いが詰まっているのかと思います
しっかり胸に受け止め、頑張る力にしようと思います。

庭のギボウシたちは、雨にも負けず花を咲かせ
梅雨の間に、花期を過ぎてしまいました!
少しの間だけのチャンスにとれたお花の写真です